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2023年5月29日月曜日

背筋を伸ばすだけで健康になれる? 弓道36年で得た姿勢の大切さ

弓道歴が36年超えましたので、弓道の魅力について語ります!

と言いたいところですが、とりあえず弓道をなさっていない方のために声を大にして言いたいことを記します。

私がなぜ「姿勢」とくに「背筋」を大切にしているのか?

弓道歴36年のうち、指導年数も20年を超えました。

50代・60代で入門される方も多いのですが、実は2ヶ月ぐらいで彼らの姿勢が良くなってくるのです。

弓道は、弓を腕の力で大きく開いて矢を飛ばすイメージがあると思いますが、実は腕よりも、背骨を軸として背筋や前鋸筋を使って腕を左右に押し開くのです。

なので初心者さんには、背筋を伸ばすことをおすすめしています。家でも職場でも思いついたときに5秒だけでいいからやって〜!と伝えています。


例1:50代半ばの男性、事故歴3回、背骨近辺手術歴2回。

すごい猫背でしたし、本人もこれ以上良くならないとおっしゃっていたので、私も姿勢矯正は無理だろうなとほとんど諦めて教えていました。「本当は背筋を伸ばしてほしいけど、痛かったら無理しないで!」という感じで。ですが彼は遠いところから週2回熱心に通い、気がついたら猫背が目立たなくなり、身長も伸び、胸部が楽に開けるようになり、呼吸も楽になってきたのです。


例2:60代半ばの女性、糖尿気味、不眠症

35年ほど前に1年だけ弓道をやっていて、すっかり忘れたけど再開したいと言って入会なさいました。日によって体調の差が大きいのですが、車で5分圏内にお住まいなので週4日ほど稽古に来られます。私は「背筋まっすぐ」と言いながら指導しますので、彼女も頑張って伸ばしてます。その効果がなんと!不眠症の解消にもなっているのです。「弓道をやった後は朝までぐっすり眠れる。逆に休館日や週末など全然眠れない。だから私は毎回の稽古時間は短く、でも頻繁に来たい」とご自分の練習ペースを確立されています。


例3:正座し続けて得た気づき

ある時弓道合宿が2週間続きました。指導者として参加していたので、皆のお手本となるべく、朝から晩まで(6:30-22:00)姿勢を常に正しく保っていました。帰ってきて気づいたのですが、私はソファに座れなくなっていました。クッションに身を委ねると背中や腰の筋肉はリラックスできますが、骨の並びが悪いので安定できず、その結果しばらくしたら姿勢を変えないといけなくなるのです。なので今は硬い椅子か正坐のほうが楽。他人の家でソファを利用するときはまず骨格をきっちり安定させてから、筋肉を休ませるようにしています。

まとめ

私が生徒たちに伝えているのは、一回あたりたった5秒だけ背筋を伸ばそうとすることだけ。それだけでその周りにある神経や血管を刺激し、からだの循環がよくなり、体温も上がり、呼吸も楽になり、健康につながると実感しています。

おまけ

弓道は日本古来から伝わる武芸で、姿勢や呼吸法を非常に大切にしています。これらを整えることで心身共に健康的になれますし、精神的な安定感や集中力も高まります。

私自身も弓道を通じて多くのことを学んできましたし、今でも日々修行中です。

弓道は見た目以上に奥深く面白くて魅力的な世界です。是非一度体験してみてください!


この記事では以上です。もし質問やコメントがありましたらお気軽にご連絡ください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

現在提供中のコンテンツはこちらです

2019年7月9日火曜日

足袋入れポーチ

予備の足袋を持ち歩くためのポーチを作りました。

表布は麻、裏布は白い綿。
弓道用と茶道用、どちらもできるだけかさばらないようにしたいので接着芯も厚紙もありません。






2017年11月29日水曜日

弓道の【背筋を伸ばす】 ~ 健康にもつながる大事な姿勢】


背筋を伸ばせと言うと、気をつけの姿勢のようにシャキーンと上半身を伸ばす、つまり前面を伸ばすしてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、弓道では文字通り「背中の筋」を伸ばすという感じです。背骨を伸ばすと言ってもいいかもしれません。

具体的にどうすればいいかというと、まず首の後ろ部分つまりうなじを伸ばすことから始めます。

一気にぐっと伸ばすのではなくゆ~~っくり徐々に伸ばしていきます。
この時に観察していただきたいのは顎と呼吸気管。うなじを空に向かって伸ばしていくと顎が引けてきます。顎を引きすぎると気管が詰まって呼吸がしにくくなりますが、ちょうどいい角度を見つけると気管がきれいに開き、呼吸が楽になるところがあります。吸い込んだ空気がお腹まで一気に到達するかもです。

そのちょうどいい角度のままさらにうなじを伸ばしてみると、骨盤までの背骨が感じられると思います。あ~ここに背骨があるな~と。その背骨一つ一つの間をほんの少し伸ばしてあげてください。実際には動かないとしても1mmでも2mmでも伸ばすぞ~という気持ちでやってみると、背骨の周りについている大小のたくさんの筋肉にもいい刺激が加わります。

せっかくなのでもう一か所。腰に手を当てて骨盤の角度を観察してみてください。特に女性は骨盤の上部が前に傾いていることが多いのですが、弓道ではそれを立てなければいけません。腰眼(ようがん、こしまなこ)を立てろと言われます。この部分だけを意識して立てようとしてもうまくできないのですが、背骨を上に引っ張り上げる(引っ張り上げようと試みる)と、楽にできたりします。

「背筋を伸ばす」のまとめ

首の後の部分をまっすぐ天に伸ばそうとすることによって肩が自然な位置に落ち着いて、気管が開いて呼吸が楽になる点を見つけると顎も安定し、さらに伸ばしていくと背骨の一個一個を感じ取れるようになり、同時に周りにあるたくさんの筋肉にも活力が行き渡り、それと連動して骨盤もしっかり立って足との連動が良くなり、大地にしっかり踏ん張ることができるようになります。

呼吸が楽にできる顎の角度を知っておくと、緊張をほぐす時、坐禅や瞑想する時にもとても役に立ちます。

背骨の一つ一つを伸ばして骨盤が立つ感覚を覚えておくと、上半身の重みが偏りなく腰に伝わるので正坐が長くできるようになりますし、この姿勢は腰痛の防止にもなると思います。

いろんな分野でもよく聞く「グラウンディング」もとてもしやすくなります。


私の道場で弓道を始めた場合、この説明を聞かない日はないかもしれません。初心者さんには毎回念入りにお伝えしています。

なので10回もしないうちに皆さん姿勢が格段に良くなります。
(^_-)-

慣れてくると5秒もかからずにできます。それをさらに5秒持続するだけで身体がスッキリしてきます。

おすすめの動作なので、弓道をする気がなくても試してみてください。
<(_ _)>

2023/05/16加筆
無料セッション行っています。
こちらからどうぞ




2017年6月10日土曜日

昇段審査、天に任せた合格記

試験でいい成績を残すこと
昇段審査に合格すること
etc...

いわゆる審査員から高評価をいただくには、コツコツ努力してきたことを本番で発揮すべきだ、だからこそいい評価がもらえるんだ!



ず----っとそう思っていました。


2017年3月に弓道の昇段審査を受けたのですが、いつもとはちょっと違う経験でしたので、書き記しておきます。

=============

私が弓道五段になったのはその14年前。
次のステップである錬士も機会がある毎に受審しておりました。

前年の夏に7回目の不合格となったときはさすがに落ち込みましたが、いい手応えもありましたので、一年後の合格を目指して技術だけでなくメンタルトレーニングも行ってきました。

錬士の審査では1日に複数のテストを受けます。

実技一次、筆記、面接そして実技二次の4つ。

このうち特に重要なのは実技ですので、2本の矢を的に中てるために日々稽古を重ねます。


審査基規程にはこう記されています。
五段:射形、射術、体配が法に適い射品現れ、精錬の功、特に認められる者。
錬士:志操堅実にして弓道指導の実力を有し、且つ精錬の功 顕著なること。


弓道は矢を中てることを目的とはしていません。身体の動きに無駄がなく見た目も美しければ矢は自ずと的に中たると言われています。射には心の迷いやその人の性格もはっきり出てしまうので、道場以外の人間修行も気が抜けません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリスマス前に次の審査の申込みをしました。
場所は何度も稽古したことのある福岡の道場。
日程は3ヶ月後。



審査の一週間前にフランスを出発。
技術的にも精神的にも万全で、福岡での稽古初日も満足できる射ができました。

(しっかり準備してきた甲斐があったゎ〜)


が、その場にいらっしゃった先生方(六段~八段、10人ほど)は気難しい顔でした。

「せっかくひと月も滞在するんだから、七日後の審査を目指すんじゃなくて、悪いところをとことん直しましょう。」

「肩は鎖骨と肩甲骨と繋がっていて鎖骨は胸骨ともつながっているけれど、それらが全然感じられない。」

「全てをもっと有効に使って、弓の力を最大限引き出して、矢を飛ばしなさい。」


頭ではわかっていても弓の抵抗力(約13kg)を受けながらでは身体はそう簡単に思い通りに動いてはくれません。

的中率はどんどん落ちていき、あっという間にゼロになりました。

引いている感触はそこまで悪くないのに、的の2m手前までしか飛ばなくなりました。矢が地面にガサッと落ちる音がするなんて錬士を受審するには論外のレベルです。
(;´д`)トホホ…


一週間の間、先生方のご指導を受けながらあらゆることを試しました。

射形は少しずつ良くなっているのに、矢は1本たりとも的まで飛んでくれませんでした。

(中らなくてもいいけれどせめて的の横には飛んで欲しい。)
(審査のときに掃き矢のガサって音はたてたくない!!!!)


審査の前日には昔大会で培った姑息な手段を使ってみましたが、状況は全く変わりませんでした。


30年弓道をやっていてここまで落ち込んだのは初めて。調子が悪いときも多々ありますが、かすかな希望まで見失ったことはありませんでした。

なのにこの日はお先真っ暗。

ここから逃げ出したい ! 道場が火事にならないかしら !!
とまで思いながら21時過ぎまで練習しましたが、解決方法は見つからず、、、。

万策尽きたことを認めざるを得ず、涙が止まりませんでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

審査当日。鉛のように重い足、泣き腫らした目で会場に行きました。


五~八段そして錬士の審査を約500人が受審します。


会場到着:朝7時すぎ
筆記試験:11~12時
一次審査:17時過ぎ
口頭試験:一次通過直後
二次審査:19時過ぎ

錬士審査は五~八段の審査が終わったあとに行われます。なので待ち時間がと〜〜っても長く、緊張感や体調をしっかり管理していないといけません。これこそ指導者として求められることでもあるのです。


筆記試験では得意なことが出題されて大満足。
ここで昨日までの稽古で落ち込んでいた心が少し上向きになりました。


次の出番まで約5時間。

他の受審者の射も見ましたが、地面にガサッと落ちる掃き矢など殆どありません。   


(ヤバッ!私大丈夫か?)

焦りと不安が再び襲ってきました。
大波となって。🌊

・今度こそ合格だ!と自信があったのに。
・ここ一年はかなりしっかり準備してきたのに。
・トータルで30年もやっているのに。
・錬士の審査は既に8回も受けているのに。
・自宅に道場があるから稽古もいっぱいやってきたのに。
・やっぱり外国で弓道をやっているから上達はムリなのか?
・でもフランス人でたった10年で受かっている人もいるのに。
・やはり私には才能がないってこと?





ここで神のお告げが聞こえてきたらバッチリだったのですが、それは、なし。


ネガティブな感情ばかりが出てきて、頭も背中もどんどん垂れてきます。


・日本に来るのに飛行機代・新幹線代・ホテル代など経費がたくさんかかっているのに。
・家族にもいろいろ負担をかけて日本に来ているのに。
・長年ご指導いただいている先生方をまたがっかりさせてしまう。
・応援してくれているフランスの仲間もがっかりさせてしまう。
・ここで合格できれば称号者の仲間入りができて、違うレベルのセミナーに参加できるのに、不合格だったらまたお預けか、、、


前日までの稽古で不合格になる覚悟はできていたはずなのに、不安はどんどん増すばかり。


実力がないなら不合格で当然。


でも恥はかきたくない。


エゴの葛藤が続きます。


「私はこんな不安なまま審査を受けたくない。技術的には過去最悪。一体どうしたらいいの?全然わからなーーーい (ToT)」


今地震が起これば審査は即中止になる❗
火事、爆発でも中止になる❗


そんなことまで頭に浮かびました。(^_^;)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実技審査1時間前。

控室には500人ほどの人がいたけれど、私は僅かな隙間を確保し、壁に向かって坐り瞑想を始めました。心の動揺を抑えることが大事なので恥ずかしいなどと戸惑う暇もありませんでした。そして思いつく限りのサムシング・グレートにお願いしました。


「ご先祖様、仏様、観音様、天照大神、天之御中主大神、キリスト、ヤハヴェ、大天使、小天使、妖精、ホーリースピリット、過去の弓聖人、大先生、月、太陽、金星、冥王星、宇宙全体、、、、。どうか私の心を鎮めてください。」


心身ともに「降参」したのを認め、頭も空っぽにして、文字通り「神頼み」してみたのです。





10分ほどしたら落ち着いてきて、腹式呼吸ができるようになってきました。そのまま続けていると周りの雑音が聞こえなくなり、心が空っぽになってきました。




そのあと ピーーンとひらめきました。





【今日この場で審査を受けられるというのは幸せなことなんだ】と。





今日も弓矢をとって行射ができる。
上手とか下手とかは関係ない。
矢がどこに飛ぼうと関係ない。
私は今生きていてこの場にいる。
そのことを存分に楽しもう。
他人にどう思われようと関係ない。


私が30年間続けるほど好きなんだ。
ただそれだけでいい。
それ以外何も必要ない!



この思いは心の奥底までスーッと届きました。そして不安は一気に小さくなっていきました。

目の前にあった暗くどんよりした雲は消え、心は信じられないほど晴れ晴れしくなりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

召集がかかり控えの椅子に坐ります。審査の運営スタッフは知っている先生方ばかり。あっちを向いてもこっちを向いても目で頑張れよとおっしゃっています。


「矢道に刺さろうが屋根の上に飛ぼうが関係ない。堂々とやってこい!」
と送り出してくださいました。

いよいよ本番。


左足から入場。
5人立の代表(大前)として審査員長に深い礼をします。

後ろの5人と息合いをあわせながら自分の立ち位置に進みます。
作法通りに襷掛けをして、弓矢を構え、、、

途中で手足が震えそうになりましたので
「神様仏様、あとはよろしく!」
と祈り、周りの景色を遮断しました。


幅1m × 長さ28mのなが~~~い廊下に自分と的だけがある感じになりました。


弓の力を身体で受けて、自分からも弓と矢に命を吹き込む。
ただそれだけを味わい、集中しました。


自分がどんな動きをしたのかは全く覚えておりませんが、今この場に立てていることへの感謝が再び湧き上がってきました。



一本目の矢は的の真ん中に飛んでいきました。
見事に中ったのです。🎯

自分でも驚きました。😳

残心での余韻もすごく、武者震いしました。



5人のリズムは最高によく、スムーズに私の順番が回ってきました。

二本目の矢は外れてしまいましたが的の近く。
掃き矢で大恥をかく覚悟をしていたので私にとっては大満足の出来でした。

退場時のお辞儀には「これが今の私の射です。精一杯やらせていただきました。ありがとうございます。」という気持ちを、素直に込めることができました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

前日までが最悪な状態でしたので一次審査を通過した時は本当に驚きました。


先生方にも後輩たちにも素晴らしい射だったと言ってもらえましたが、自分では何をやったのか全く覚えておりません。

頭で考えながら身体をコントロールしてもどうせ掃き矢だ。
ならば今日までの30年を信じて楽しもう!
ただそれだけでした。

二次審査が行われたのは19時半。
外は真っ暗気温は7℃、風あり。

手足の感覚もなくなっていたはずですが、射場に入ると寒さも緊張感も感じなくなりました。

その場にいることがただただ幸せで、他の4人のメンバーと一体となったような感覚で行射することができました。


この日錬士を受審したのは160人。
一次合格者13人。
最終合格者6人。


私も合格できましたが、正直信じられませんでした。

技術的には最悪の状態でしたので「頑張った甲斐があった!ガッツポーズ!」というような心境ではありませんでした。

お褒めの言葉も頂いたので見た目は良かったのだと思いますが、身体がどう動いたのかは自分では全く覚えておりません。

なので狐につままれた気分がずっと離れません。😣

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の審査では、私は天に身を任せきれたのかもしれません。

意図的にそうしたかったわけではありませんが、最悪の状態が続いたのでそうせざるをえなかった。

他に選択肢はなかった。

もし最悪な一週間を経験していなかったら、ここまで心底手放すことはできなかったはずです。


という意味ではどん底の一週間に感謝しています。


今生きていること
弓と矢を手に持っていること
ただそれだけで幸せであること


期待や結果を諦めるのではなく「手放す」ことによって、自分がいちばん大切に思っていることに気づくことができました。


弓道歴30年という記念すべきときにこのような素晴らしい経験ができたこと、本当に嬉しく思っています。


余談① 合格後の稽古。
翌日から通常の稽古が始まりましたが私の矢はやはり的に届きませんでした。審査の時の奇跡をまた体験したくていろいろ試しましたが、どうにもなりませんでした。日本での稽古はその後3週間もあったのに95%が掃き矢のまま。期待を手放すというのはどん底という実感があったからこそできたのかもしれません。

余談② 審査の朝。
最悪の状態でしたがいつもお世話になっているオラクルカードを引きました。
出たのは「一発大逆転」。

思いつくのは審査合格ですが、まさかねー。技術的に全く自信がなかったので「そんなことあるわけないやん!」と現実的に捉えていました。

ですが終わってみるとまさかの合格。

「偶然ではなく全てが必然」とはよく言われることですが、何気なく引いたカードに書いたあったことが現実となり、幸せ感に包まれました。



お読みいただきありがとうございます。

感謝いたします。

2017年5月29日月曜日

弓の梱包② Voyage avec des arcs japonais

Une autre idée de l'emballage des arcs japonais pour voyager en avion.

- une boite en carton (à acheter au magasin de kyudo)
- un pegboard
- des ficelles
- des morceax en bois ou en plastique (pour garder la hauteur)

国際線を利用する際、大切な弓をしっかり梱包できるこの方法もおすすめです。

- 弓発送用の箱(弓道具店にて)
- ペグボード
- 紐
- 高さを支えるもの(木片、プラスチックなど)


今回は四寸伸の新弓でしたので念には念を入れて梱包しました。






















ボードの穴を利用すれば、いろいろ固定できます。
せっかくなので大きな破魔矢も入れました。














この方法はとても頑丈ではありますが、持ちにくいです。
背が小さい私は片手では持てません。

数人で行動するなら、おすすめします。


この情報がどなたかのお役に立てば幸いです。

ありがとうございます。
感謝いたします。☺






弓の梱包① Voyage avec des arcs japonais

Voici une idée de l'emballage des arcs japonais pour l'avion.

【国際線搭乗時の弓の梱包について】

欧州〜日本間は縦・横・高さの合計が300cm以内という航空会社もありますし、地方便で小型飛行機になるともっと制限される場合がありますので、事前にきちんと確認することをおすすめいたします。


私はここ数年はこの方法で梱包しています。

- 家庭用プール・INTEXのホース(竹弓用)
- 包帯(幅広で長いものを5−6個)
- 厚手の弓袋(ハンドメイド)
- 引っ越し用ラップ

今回は竹弓2張、カーボン1張、グラス2張です。

竹弓は形がそれぞれ違いますので包帯で丁寧に巻き、できるだけ成りをあわせます。
カーボン弓とグラス弓の2張も包帯で巻いて成りをあわせます。
5張まとめてさらに包帯で巻きます。これでかなり頑丈になります。
太くなった弓に矢筒も巻きつけます。






竹弓はホースの中に。
















包帯巻きつけ終了。正面から撮影。



















側面。













ラップで全部を包んでみました。





ラップは上下だけの時も。
















重   量 : 7,5 kg
サイズ : 260cm x 15cm x 20cm。

Air Franceはイレギュラーサイズでも3Dが300cm、8kgまでということなのでギリギリセーフです。

別料金、片道80€かかります。

何か聞かれたときのために、スポーツ用品と証明できるもの(大会申込書、連盟パスポート、写真など)も常に携行しています。




どなたかのお役に立てば幸いです。
m(_ _)m






2016年9月14日水曜日

弓道 草履袋 Kyudo Sac de Zori

【 SUKIYA BUKURO 数寄屋袋 】 Version2

Version 1はこちら

Handmade, Kyudo,Sac de gant ou une pair de Zori
pour un Yugake : deux tissus carré de 45cm
pour une pair de Zori ou chausseurs : ceux de 50cm

また数寄屋袋を作りました。
今回は草履用なので前回より少し大きめ。50cmの正方形。




一辺の角を切り落とし、
A1とA2を縫い合わせます。
B1とB2も同様に。






縫い代は開いておくときれいに仕上がると思います。











中央部拡大。











紐を縫い付けておきます。






















裏布も同じように縫います。










2枚を縫い合わせます。
セットするときに表裏を間違えないように注意してください。
内布(白)は外表にします。
外布(緑)は中表にします。

外布の中に内布を入れます。
(写真ではずらしてありますが、しっかり奥まで入れてください。)

紐は中に隠して縫ってください。

返し口(黄色部分)を残しておきます。

























ひっくり返して返し口を閉じ、アイロンを掛けて出来上がり。
(⌒▽⌒)






























大きさを変えて、弽入れ、和服ハンガー入れにもできます。
もっと大きめに作っておけば、靴も入れられますね。
(⌒▽⌒)


追記メモ。
出来上がり底辺 × 1.325 = 縫い代付きの裁断寸法。
ex) 
Si vous voulez une largeur de 34cm : multiplier par 1.325 = il faut un carre de tissu de 45.05cm


どなたかの参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
感謝いたします。


Version 1もよかったら見てみてください。

2016年9月9日金曜日

弓道 かけ袋 Sac de gant de Kyudo





【 SUKIYA BUKURO 数寄屋袋 】Version 1

Handmade, Kyudo,Yugake bukuro, Sac de gant ou une pair de Zori
pour un Yugake : deux tissus carré de 45cm
pour une pair de Zori : ceux de 50cm

クラブの弽用に数寄屋袋を作りました。
一辺45cmの正方形。
草履用には50cmの正方形。








真ん中の重なる部分は縫いません。Ne cousez pas la partie où un autre côté du tissu se chevauche près du milieu.






























表に返してみたところ。A l'envers.













表布と裏布。縫い代は中心に向けて折っておきます。
Le sac d'extérieur et celui d'intérieur. Pliez les marges de couture vers le centre.



2枚を縫い合わせます。
間違えないよう、何度も確認してください。
外布:表向き
内布:中表
にして中心から上を縫います。
Cousez les deux morceaux ensemble. Vérifiez plusieurs fois pour éviter toute erreur. Tissu extérieur : à mettre sur l'endroit Tissu intérieur : sur l'envers Ensuite, cousez à partir du centre vers le haut (la partie qui deviendra le couvercle).










頂点に返し口を残しておきます。(グーが入るくらい開けておくと簡単に返せます。)Laissez une ouverture au sommet (assez grande pour que votre poing puisse passer à travers, cela facilitera le retournement).



























頂点に紐をつけます。Mettez une corde au sommet.

















返し口も一緒に縫います。Cousez également l'ouverture.














できました。Voilà, c'est terminé.









とりあえず4色で作りました。
(^_^)











ご覧いただきありがとうございます。
感謝いたします。

2012年6月1日金曜日

弓道 小物、弦巻入れ Une pochette de Tsurumaki


弓道で使う弦巻き入れを作りました。

表布は綿100%。もっと地味な布が希望だったのですが、日本みたいに簡単には選べないので、在庫布のなかから探しました。変形矢絣模様です。













結び目をほどけばほぼ自動的に開いてくれます。
直径34㎝の円形で、裏布は麻を使用。










練習中はこんな感じ。
襷やペットボトルも置けそうです。










ついでにこれも作りました。
















弓道でちょこちょこ必要な工具入れ。

収納場所が決まっていると、、、
 ●取り出しやすい
 ●片付け忘れが防げる
というメリットがありますね。

(^_^)


2012年5月9日水曜日

自宅で弓道。的場完成までの道のり②

前回の記事:自宅で弓道。的場完成までの道のり①



2011年12月、あづち用の砂3トンが届きました。







発泡スチロールで段を作り、砂を入れていきます。






2012年4月、砂が足りなかったので、前回よりも多めの4.5トンを買い足し。

今回の運転手さんは門を通れず、仕方なく玄関先に置いて行きました。80m先まで一輪車で運びます(;´д`)トホホ…





的を立ててみました。














射位は、ここ。即席で平らにした茶色い部分です。

将来は6.5m四方の板張りにしたいと思っていますが、とりあえずは青空を見ながらとなります。



現在の傾斜角度はこのくらいです。












とりあえず完成。

三人立です。

的と的の間は150cm。







フランスに来て16年、矢についた砂を拭き取る感覚を久しぶりに思い出しました。

若いころに戻ったみたいで感激しています。
\(^o^)/ \(^o^)/



ここまで全部手作業でやってくれた旦那さまに感謝感謝です。

本当にありがとう!







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 ㈲ 征矢弓具製作所
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自宅で弓道。的場完成までの道のり①



自宅に弓道クラブを作るため少しずつ準備をしていますが、とりあえず的場が完成しました。これまでの道程を記します。



2006年8月、引っ越し。
芝生もとても質がよく、よく昼寝をしていました。
途中には素敵な薔薇の門がありました。


2008年、痛みが激しかったブランコと薔薇の門を取り払いました。




時々、庭の奥にこれを設置して引いていました。
この枠の後ろには石が多かったので、枠外に飛ばしてしまって数本ダメになった矢も、、、。
(T_T)

2009年4月、大型トラック8台分の土砂を運び出しました。
トラックは庭に入れず80m先に待機。このショベルカーが土砂を持ったまま40−50往復しました。



連日雨だったうえにショベルカーの往復で、芝生が根こそぎ剥ぎ取られてしまいました。自慢の芝生が、、、。これは想定外だったのでショックでした。(T_T)

でも、自宅で弓道をするためにはこの広さが欠かせません。




その後は削りとった部分に木の塀を作りました。

そして的場にとりかかりました。石だらけのガチガチの土に手こずりながらも、基礎部分の穴を(手で)掘り、コンクリートを(手で)練って流し込みました。この年は週末が殆ど雨で、作業がなかなか進みませんでした。じれったかったですねー。



2010年はブロックを積み重ねいきました。しっかり固めてから上に積み上げないといけないしお財布との兼ね合いもあって、2週間に一段ずつのペースでした。



2011年は梁を組みました。

縦の柱の基礎部分に使った金具は、ネジ式になっていて、横梁を載せるときに微調整ができるようになっています。素人作業なので、こういうのが欠かせません。

前面の5mのカナダ赤松を設置するときは重かった、、、。


2011年9月、屋根を取り付けました。







続きはこちら。 自宅で弓道。的場完成までの道のり②


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