フランスで良く聞く話、しかも話す方が等しく「とことん」信じている小ネタです。
探しものが見つからないとき、日本でしたらおやかんさまやハサミなど、さまざまな方法がありますが、フランスではひと味違います。
パドヴァのアントニオ聖人にお願いする!
弓道の生徒さんと言っても私より一回りほど上の方ですが、彼女が探しものをするときにはいつもこの聖人のお名前を唱えています。すると、なんといつも彼女が見つけるのです。信じるか信じないかはあなた次第ですが、一度試してみる価値はあるかもしれません。(^^)
それでは、ちょっとした情報をお伝えしましょう。
【パドヴァのアントニオ聖人】は、ポルトガル出身の聖人で、洞窟での修行生活が有名です。
彼の逸話には悪魔との対決の伝説があります。悪魔は彼に様々な試練を与えて誘惑しましたが、彼は常に信仰心と禁欲に従って立ち向かいました。また、彼を訪れる人々はさまざまな病気や苦しみを持ち込み、彼の祈りによって癒されたようです。彼の信仰心の強さと神聖さを感じますね。
彼の有名な逸話の一つは、修道士たちに野菜の入ったバスケットを届けるという仕事をする召使いの少女の体験です。彼女は雨の中何kmも歩いたけれど、修道士たちのもとに着いたとき、少女は全く濡れていなかったそうです。
パドヴァのアントニオ聖人が1226年から1231年まで暮らしたといわれている洞窟はフランスにあります。この洞窟は宿泊もでき、巡礼者や観光客を一年中受け入れています。
Sanctuaire des grottes de Saint Antoine(聖アントニオ洞窟の聖域)
住所:41 avenue Edmond Michelet 19100 Brive, FRANCE
サイト(FR語) : https://wp.fratgsa.org
また、フランスには他にもマグダラのマリアの洞窟やルルドの泉など、訪れる価値のある聖地が存在します。これらの場所も次回の観光旅行の候補地に加えてみると良いでしょう。
以上が「パドヴァのアントニオ聖人」についての小ネタとその逸話の紹介でした。探しものが見つからないときに彼にお願いするという独特な信仰がフランスで広く知られており、興味深い話題です。
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