2023年6月2日金曜日

【海外生活】フランス留学初日のワクワクと不安:新たな世界への一歩

 南フランス在住自分軸天命サポーター下村智子です。

今回は私の昔話です。

私がフランス語の勉強を始めたのは、「一年後に退職してフランスに一年間語学留学する」と会社に伝え、OKの返事が出てからです。(仕事が好きで職場の人たちも最高だったのに退職した理由は今回の主旨から外れるので割愛します。)


早朝の仏語会話講座に登録し、フランス人の先生とたった二人の生徒だけという贅沢な環境に身を置きました。出張で欠席する以外は週に2回積極的に参加しました。


携帯電話などはまだ一般的ではなく、お金はトラベラーズ・チェック。日本の大手旅行会社で2日分のホテルも予約済み。留学準備は万端です。


1995年10月、待ちに待った出発日。この日の両親の顔はしっかり覚えています。留学は一年の予定だったけれど、今生の別れかもしれないとしっかり焼き付けましたから。


そしてパリ到着🌹。フランス生活初日、私の留学の始まりです😆。


地下鉄は以前の旅行で経験済みだったので、ホテルへの移動には困りませんでした。ですが地図を読むのが得意な私でも、なぜかホテルが見つかりません。パリの石畳は重いスーツケースを引きずりながら歩くにはとても不便で、さらに日没後だったので辺りはますます暗くなっていきます。通行人やお店に尋ねても、探しているホテルは見つかりません。


海外生活で最初に直面する問題は、些細なことです。ホテルに電話したくても、公衆電話の場所もわかりません。やっと見つけても、小銭が手元にありません。以前旅行したときに見た美しいパリの街並みやおしゃれな通行人たちとは対照的に、留学初日の私は公衆電話すら使えず、道に迷いながら一人で悪戦苦闘していました。夜9時過ぎのパリは私にとって怖すぎる場所だったのです。


運良く、巡回中の軍人さんが来てくれました。大きい銃を抱えていたのでドキッとしましたが、こちらも野宿だけは嫌だと必死です。私が一年間勉強した仏語は全く通じず、英語のほうがマシというレベル😞。あまり覚えていませんが、ホテルの予約表を見せ、ここに行きたいと指さしていただけだったかもしれません。


困った彼らは通りすがりのタクシーを呼び止めて聞いてくれました。実はホテルの名前と電話番号は合っていたものの、住所が間違っていたのです。私は住所を頼りに行動していたため、見つかるはずがありませんでした。そのままタクシーに乗せてもらいました。ぼったくられるのではないか?変な場所に連れて行かれたらどうしよう、と不安が頭をよぎりましたが、他に頼る方法もないので覚悟を決めました。(運転手さんは私を和ませようとカタコト日本語で笑わせてくれました。)


夜10時半を過ぎて無事にホテルにチェックイン。笑顔で迎えられ、鍵を手渡され、部屋に入りました。安心感に包まれた瞬間、涙が溢れ出しました。こんなに怖い思いをしてまで、なぜこんな遠くに来たのだろうという不安が心を襲い、なかなか眠ることができませんでした。


翌日は、知人の知人の知人と会う約束がありました。その方はパリで法学関連の博士論文を執筆しているとのこと。カフェでスマートに注文をするその方はとても輝かしく、飛行場からホテルまでの移動で疲れ果てた私とはまったく違う存在でした。しかし、せっかくなので南仏行きのTGVのチケット購入まで手伝ってもらいました。


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フランス生活初日はハラハラ・ドキドキな出来事が重なりましたが、それによって新たな経験や出会いが生まれました。初日の困難な経験から学んだことは、日本では簡単に解決できそうな些細ことが、ここでは通用しないということ、でも親切な人はやっぱりどこにでもいて何とかなる‼ということ。パリの夜の闇を思い出しながら、私は進んでいく覚悟を決めたのです。


フランス生活の始まりにおいて経験した些細なトラブルは他にもたくさんありました。(シャンプーがほしいのにリンスを買ってしまった、切手一枚買うのもドキドキ、もっとフランス語ができる人と再度来てくださいと言われ続ける, etc...)


私が経験したトラブルは、インターネット時代の今日では無縁のことかもしれませんが、どういう気持ちを味わったかなど、参考になれば幸いです。 


お読みいただきありがとうございました。感謝いたします。

2023年5月30日火曜日

ギブアップの瞬間が人生の転機だった!証言 - 法学部での試験と錬士昇段審査の奇跡

ギブアップの瞬間こそが人生の意外な転機であることを私は知りました。挫折感に包まれ、絶望的な状況に直面した時こそ、驚くべき出来事が起こるのです。今回は私自身の経験を通じて、法学部の試験と錬士昇段審査の二つのエピソードをご紹介します。これらの出来事は私の人生において大きな転機となりました。


【1つ目: 法学部試験の意外な結果】

法学部の民事訴訟法の試験では、問題文の意味を理解することができず、専門用語だけを頼りに乗り切りました。終わった後は何を書いたのか全く思い出せず、0点を覚悟していました。しかし、驚くべきことに、結果は法学部時代の最高評価であるトリプルAを獲得することができたのです。


【2つ目: 錬士昇段審査の奇跡】

錬士の昇段審査直前の一週間、私は矢が的のわずか2メートル手前で止まってしまう状態に陥りました。30年にも及ぶ弓道の経験を持ちながら、このままでは昇段試験に臨むことができないと思いました。普通ならば次回の試験に出直すべきかもしれませんが、旅費や時間の負担があり、後戻りのきかない状況でした。落ち込みながらも、どんな射をしたのかも覚えていないまま、驚くべきことに矢は的に命中し、私は合格することができました。


ギブアップの瞬間に自身の限界を超える力が宿ることを私は学びました。人生において困難な状況に直面した時こそ、自分自身を信じて前に進む勇気を持つべきです。今回のエピソードは、ギブアップからの逆転劇を通じて、読者の皆さんに勇気と希望を与えることを目指しています。


ギブアップの瞬間が人生の転機となる理由は、限界に挑戦する勇気と自己信頼の再確認によるものです。私の経験は、私たちが思いもよらない力を内に秘めていることを示してくれました。


これらの出来事から学んだ教訓は、自分の中に眠っている才能や潜在能力を引き出すことが、経済的健康を実現する鍵であるということです。私は、「自己軸天命開花サポーター」として、皆さんの奥に眠る才能や可能性を目覚めさせ、経済的な成功に導くお手伝いをする使命を感じています。


どんな困難な状況に直面しても、諦めずに自分自身を信じ、挑戦し続けることが重要です。人生は失敗や試練の連続ですが、そこから学び、成長することができるのです。私たちは自分の可能性を信じて、限界を超えることができるのです。


このブログ記事では、私の経験を通じて皆さんに勇気と希望を届けることを目指します。ギブアップの瞬間が本当のチャンスであり、限界を超えることができることを証明します。皆さんも自分の内なる才能を開花させ、経済的な成功を手に入れることができるのです。


是非、この記事を通じて皆さんの人生に新たな光を与え、自己軸天命開花の旅に一緒に踏み出しましょう。チャンスはいつも私たちの心の中にあります。

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お読みいただきありがとうございました。



 

2023年5月29日月曜日

背筋を伸ばすだけで健康になれる? 弓道36年で得た姿勢の大切さ

弓道歴が36年超えましたので、弓道の魅力について語ります!

と言いたいところですが、とりあえず弓道をなさっていない方のために声を大にして言いたいことを記します。

私がなぜ「姿勢」とくに「背筋」を大切にしているのか?

弓道歴36年のうち、指導年数も20年を超えました。

50代・60代で入門される方も多いのですが、実は2ヶ月ぐらいで彼らの姿勢が良くなってくるのです。

弓道は、弓を腕の力で大きく開いて矢を飛ばすイメージがあると思いますが、実は腕よりも、背骨を軸として背筋や前鋸筋を使って腕を左右に押し開くのです。

なので初心者さんには、背筋を伸ばすことをおすすめしています。家でも職場でも思いついたときに5秒だけでいいからやって〜!と伝えています。


例1:50代半ばの男性、事故歴3回、背骨近辺手術歴2回。

すごい猫背でしたし、本人もこれ以上良くならないとおっしゃっていたので、私も姿勢矯正は無理だろうなとほとんど諦めて教えていました。「本当は背筋を伸ばしてほしいけど、痛かったら無理しないで!」という感じで。ですが彼は遠いところから週2回熱心に通い、気がついたら猫背が目立たなくなり、身長も伸び、胸部が楽に開けるようになり、呼吸も楽になってきたのです。


例2:60代半ばの女性、糖尿気味、不眠症

35年ほど前に1年だけ弓道をやっていて、すっかり忘れたけど再開したいと言って入会なさいました。日によって体調の差が大きいのですが、車で5分圏内にお住まいなので週4日ほど稽古に来られます。私は「背筋まっすぐ」と言いながら指導しますので、彼女も頑張って伸ばしてます。その効果がなんと!不眠症の解消にもなっているのです。「弓道をやった後は朝までぐっすり眠れる。逆に休館日や週末など全然眠れない。だから私は毎回の稽古時間は短く、でも頻繁に来たい」とご自分の練習ペースを確立されています。


例3:正座し続けて得た気づき

ある時弓道合宿が2週間続きました。指導者として参加していたので、皆のお手本となるべく、朝から晩まで(6:30-22:00)姿勢を常に正しく保っていました。帰ってきて気づいたのですが、私はソファに座れなくなっていました。クッションに身を委ねると背中や腰の筋肉はリラックスできますが、骨の並びが悪いので安定できず、その結果しばらくしたら姿勢を変えないといけなくなるのです。なので今は硬い椅子か正坐のほうが楽。他人の家でソファを利用するときはまず骨格をきっちり安定させてから、筋肉を休ませるようにしています。

まとめ

私が生徒たちに伝えているのは、一回あたりたった5秒だけ背筋を伸ばそうとすることだけ。それだけでその周りにある神経や血管を刺激し、からだの循環がよくなり、体温も上がり、呼吸も楽になり、健康につながると実感しています。

おまけ

弓道は日本古来から伝わる武芸で、姿勢や呼吸法を非常に大切にしています。これらを整えることで心身共に健康的になれますし、精神的な安定感や集中力も高まります。

私自身も弓道を通じて多くのことを学んできましたし、今でも日々修行中です。

弓道は見た目以上に奥深く面白くて魅力的な世界です。是非一度体験してみてください!


この記事では以上です。もし質問やコメントがありましたらお気軽にご連絡ください。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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落ち込み対処法、幼少期トラウマとの向き合い方

最近、私はちょっとした落ち込みを経験しました。

幼少期に言いたいことを言っていなかったことがトラウマとして私の中に未だに残っており、その問題は深刻で自力では解消できないと言われたのです。

トラウマがあるということが1つ目の👊

自力解決は無理というのが2つ目の👊

それからというもの、自己否定のループにはまり、自分自身の失敗や欠点だけが頭に浮かぶようになりました。自分軸サポーターとしての自信もなくなり、布団の中で身を縮める日々が続いていました。そんな時、私は人生まるごと開花グループのメンターさんたちに助けを求め、少しずつ回復の兆しを感じています。


このブログでは、私がどのようにして落ち込みから抜け出したか、そして幼少期のトラウマと向き合ったかをお話ししたいと思います。もし同じような悩みを抱えている方がいらっしゃったら、参考にしていただければ幸いです。

幼少期のトラウマを思い出す


一般的に言われているように、多くの問題は幼少期(3〜6歳)の感情体験に起因しているとされます。私もその頃の記憶をたどってみました。そして、思い出しました。

幼稚園に通うために路線バスに乗り換えて通っていたことを。しかも一人で。私は首から定期券を2枚下げて、いつも運転手さんのそばに立っていました。母は弟を背中におんぶして、毎日バス停まで迎えに来てくれました。「今日も一人で行って来れたね。えらいね。」母の温かい笑顔を見つけると、私は安心しました。帰り道ではいつも草餅や大福を買ってもらい、歩きながら食べていました。

たぶん、これが私が「母に褒められる、しっかり者の良い子」になった原点です。

もしかしたら、実際は一人でバスに乗ることが怖かったのかもしれません。いつも運転手さんのそばに立っていたけれど、乗り換える場所を間違えないようにドキドキしていたのかもしれません。でも、そんな不安な気持ちは大人たちには話していなかったです。

このことで「褒められているんだから、私はすごいんだ。本心なんて言う必要がない」という勝手な思い込みをして、本心を言わなくなった可能性は否定できません。

同じような経験はもう一つあります。(これも交通機関からみです😅)
小1か小2のとき、3つ下の弟と二人だけで東京から本家のある岡山まで新幹線で移動しました。このときのことはよく覚えていますが、迷子になったら嫌だし、誰かに声かけられるのも嫌なので、トイレにも行かず、緊張して座席に座っていました。40年近く前ですから、何時間そういう状態だったんでしょうね。^^;このときももちろんすごく褒められました。親戚一同に。

大人からの笑顔がかえって逆効果になるなんて考えたくはないですが、悪影響になるとしたら
・自己表現や自信の欠如
・他人とのコミュニケーション
の困難などにつながることが考えられます。相手の顔色をうかがい、自分の思いや意見を素直に伝えることができず、自己肯定感を低下させてしまうのです。

幼少期のトラウマと向き合う方法


さてこれからどうするか。
専門家のカウンセリングを受けてスッキリさせる?
専門家に一人で解決するのは無理と言われても、自分で何とかする?

私は今回は後者にしてみました。幼少期の経験がトラウマになっているかもしれないけれど、それも私の一部であることを認めつつ、現在の自分軸を信じて前に進んでいくのです。メンターさんたちも壮絶な過去をお伺いし、その時どう対処していったかを具体的にお聞きしました。そして私が得た結論は、
「その出来事がいつか笑い話になると信じ、今の自分も思いっきり信じて立ち上がる」
ということです。

まとめ


私達は落ち込んだ時、様々な悪い要因を探そうとしてしまいます。過去のトラウマがあったとしても、今現在の人格や自己価値を決めるものではない思うのです。私たちは成長し変化できる存在であり、過去の出来事に縛られることなく、自分自身を受け入れ、自分の可能性を信じていいのです。あなたは今のままのあなたで充分素晴らしい存在です。ポンコツな部分も含め、どうぞご自分を思いっきり抱きしめて上げてください。他人に認めてもらう前に、一番身近にいるあなた自身があなたを心底認めて上げてください。

私は今回ブログ記事を書くことで自分自身を見つめ直す機会を得ました。
皆さんも何か書くことや話すことがあれば是非試してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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2023年5月17日水曜日

【フランス小ネタ】やけどには歯磨き粉を!おばあちゃんの知恵とは?

今回は、フランスのおばあちゃんから伝わる「やけど」に対する知恵をご紹介します。私自身も25年以上にわたりこの方法を試しており、成人した娘たちも同じ方法を利用しています。


普段の生活でやけどをしてしまう場面はいろいろあります。アイロンを使う際や料理中の調理器具に触れたとき、癒やしタイムにロウソクを楽しむときなどですが、私は水や氷ではなく、歯磨き粉を即座に塗る方法を使っています。


この方法の効果は、歯磨き粉に含まれる特定の成分によるもので、やけどした部位を冷やす効果があります。この効果は一定期間持続するため、やけど箇所が乾燥したら直ちに活動を再開できます。また、保冷剤を貼り付ける必要もありませんので、不自由な思いをすることもありません。


効果が薄れてきたら、再度歯磨き粉を塗り直します。


私自身、ケーキを焼くために温めていたオーブンプレートを素手で思い切り掴んでしまったことがありました。その際、手のひら全体に数回にわたり歯磨き粉を塗りました。数日後にはかさぶたがきれいに取れ、火傷痕も残りませんでした。ぜひ一度お試しください。😉 


【注意】この記事の目的は昔の方の知恵の共有であり、歯磨き粉の説明書にその効果が記載されているわけではありません。記事内で紹介された方法をお試しになる際は、個人の責任で行ってください。また、深刻な火傷や熱傷の場合は、必ず専門医や医療機関に相談し、安全な処置を受けてください。

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「パドヴァのアントニオ聖人にお願いして探しものを見つけよう!」

フランスで良く聞く話、しかも話す方が等しく「とことん」信じている小ネタです。


探しものが見つからないとき、日本でしたらおやかんさまやハサミなど、さまざまな方法がありますが、フランスではひと味違います。


パドヴァのアントニオ聖人にお願いする!


弓道の生徒さんと言っても私より一回りほど上の方ですが、彼女が探しものをするときにはいつもこの聖人のお名前を唱えています。すると、なんといつも彼女が見つけるのです。信じるか信じないかはあなた次第ですが、一度試してみる価値はあるかもしれません。(^^)


それでは、ちょっとした情報をお伝えしましょう。

【パドヴァのアントニオ聖人】は、ポルトガル出身の聖人で、洞窟での修行生活が有名です。

彼の逸話には悪魔との対決の伝説があります。悪魔は彼に様々な試練を与えて誘惑しましたが、彼は常に信仰心と禁欲に従って立ち向かいました。また、彼を訪れる人々はさまざまな病気や苦しみを持ち込み、彼の祈りによって癒されたようです。彼の信仰心の強さと神聖さを感じますね。

彼の有名な逸話の一つは、修道士たちに野菜の入ったバスケットを届けるという仕事をする召使いの少女の体験です。彼女は雨の中何kmも歩いたけれど、修道士たちのもとに着いたとき、少女は全く濡れていなかったそうです。

パドヴァのアントニオ聖人が1226年から1231年まで暮らしたといわれている洞窟はフランスにあります。この洞窟は宿泊もでき、巡礼者や観光客を一年中受け入れています。 
Sanctuaire des grottes de Saint Antoine(聖アントニオ洞窟の聖域) 住所:41 avenue Edmond Michelet 19100 Brive, FRANCE サイト(FR語) : https://wp.fratgsa.org

また、フランスには他にもマグダラのマリアの洞窟やルルドの泉など、訪れる価値のある聖地が存在します。これらの場所も次回の観光旅行の候補地に加えてみると良いでしょう。

以上が「パドヴァのアントニオ聖人」についての小ネタとその逸話の紹介でした。探しものが見つからないときに彼にお願いするという独特な信仰がフランスで広く知られており、興味深い話題です。

2021年1月25日月曜日

Cartonnage montage technique カルトナージュ組み立て便利グッズ

カルトナージュを垂直に組み立てる際、糊が乾くまでに使っている道具をご紹介いたします。

Outils indispensable pour maintenir les cartons à 90° lors du montage

Les équerres d'assemblage en L et aimants

L字の取付金具 と 磁石


金具の大きさは、3cm x 3cm x 4cm。 
こんな感じで使っています。
























角が決まると嬉しいですよね。













私がよく使う厚紙は2mm。
磁石1つだけでも充分ですが、2つにするとより強力です。










ネットで購入される場合、小さい突起がついていないかどうかお確かめください。


この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

2020年4月17日金曜日

ミシン用 簡易ワイドテーブル(自作)
































ミシンの簡易ワイドテーブルを自作してみました。


使ったのはIKEAの額縁の裏板、70×50cm。
フレームは古くなって処分したのですが、裏板だけ納屋に取ってありました。
カルトナージュ用の3mmの厚紙を張り合わせるのも一案かと思います。

足はサランラップの芯など廃材を利用しました。私はミシンのヘビーユーザーではありませんので、ワイドテーブルの足を固定してしまうと片付け場所に困ります。 取り外しが簡単な物がいいなと思ってのことです。


作り方(というほどでもないですが)

1、まずミシン周囲の型紙を作ります。別の古いダンボールを使いました。(写真なし)
少し切っては試し、切っては試し、、、。 ピッタリにしたかったので微調整に時間をかけました。


2、それを裏板に写して、切っていきました。
裏板と言っても圧縮紙ですので、カッターで切れます。カルトナージュをなさっている方にとっては簡単だと思います。


3、布が引っかかるといけませんので、角は丸くし、切り口もサンドペーパーでなめらかに。


4、足を作ります。
四隅には大きな物を。ガムテープの芯で試しましたが低すぎ。ちょうどピッタリのコップがありましたが、作業中に割ってしまいました。 最終的にはエシレバターの器にしました。(10年ほど前のエシレの器は今のよりもしっかりしています。)
ミシン近くにはラップの芯を4つ配置しています。

縫製中の振動で動いてしまうとは思いますが、磁石でくっつけるというのも考えております。


右端を長くしたことで、 右肘も同じ高さに保てます。


家庭用ミシンのワイドテーブル、簡易版として参考になれば幸いです。

ありがとうございます。
感謝。










2020年4月4日土曜日

ボビンの収納(厚紙と古い箸)


そんなにたくさん持ってはいませんが、私のボビンの収納はこんな感じです。







収納するスペースに合わせて厚紙で箱を作ります。

仕切りは箸を切って置いただけ。貼り付けていませんので少し動きますが、列が崩れることはありません。

仕切りの高さについて。
ボビンの高さに合わせるより、お箸一本分のほうが私には取り出しやすいです。



どなたかのお役に立てば幸いです。



ps, 厚紙の両面にお好きな布を貼りたい場合はその厚みも考慮してお作りください。私はあまりにピッタリ作りすぎて、数年来このまんま。^^;

2019年7月15日月曜日

ガーメントバッグ sac à vetements

ガーメントバッグ, garment bag, sac à vêtementsを作りました。

布:Les olivades

ファスナーなしでシンプルに。
クローゼットの中でも衣類カバーとして使う予定です。





2019年7月9日火曜日

足袋入れポーチ

予備の足袋を持ち歩くためのポーチを作りました。

表布は麻、裏布は白い綿。
弓道用と茶道用、どちらもできるだけかさばらないようにしたいので接着芯も厚紙もありません。






2019年5月15日水曜日

Macバックアップ用外付けHDDが取り出せなくなったら、、、。

何年も前から、Macのバックアップ用には Western Digitalの外付けHDDを使っております。

Time Machineは正常に機能していたのですが、いつ頃からか、そのHDDを取り出すときに問題が起きるようになりました。「強制的に取り出す」を選択しても実行されることはなく、電源ボタンを長押ししてMacBook自体を強制終了させるか、USBコードを引っこ抜くかという非常に危険なことを繰り返しておりました。

試したこと
- Finderの不具合を疑って、ライブラリ内のcom.apple.finder.plistを削除→Mac再起動してみる。何度も同じことを繰り返してみる。結果:全く改善せず、HDDを引っこ抜く。

- HDDの不具合を疑って、フォーマットをやり直すことを試みる→ディスクユーティリティではちゃんと認識されるのに、フォーマットは始まらない。結果:にっちもさっちも行かず、HDDを引っこ抜く。

他にもネットで見つけたことを試してみましたが、だめでした。

そこで、この外付けHDDのフォーマットを他人のMacで行ってみました。

結果:フォーマットは20分ほどで終了し、私のMacでも正常に作動。取り出しもスムーズに行えるようになりました。\(^o^)/


まとめ
外付けHDDが正常に取り出せなくなったら、他人のMacでフォーマットし直すのが一番早く解決できる。

余談:HDDは2つに分割して使っています。60%はTime Machine用に、40%はWindowとも繋げられるようにフォーマットしています。ディスクユーティリティを使えば10分ほどでできます。(^_-)-☆


余談2:我が家ではもう10年以上全員がバックアップ用外付けHDDはWDを使っております。既に5色あります。私はどうしても黄色が欲しくて、win用のを購入。Mac用にフォーマットするのに何故か手こずりましたが、購入してよかったと思っています。

最近のお気に入りの色なので引き出しから取り出すのも楽しく、バックアップするのが面倒だと思わなくなりました。

色は、大事です。


新品価格
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2019年4月8日月曜日

HDDをSSDに換装。Microsoftのライセンス認証はこれで解決できました

Macbook Pro, 2011 LateのHDDをSSDに変えました。
その方法はネットでたくさん見つかりますのでここでは詳しく述べません。

ポイント
・TimeMachineでしっかりバックアップをとっておくこと。外付けHDDも処理能力が早いものののほうが、再インストールが短くて済みます。
・SSDは容量も大事ですが、TRIM対応のものを購入すること。これはSSDを最大限有効活用できる機能です。

換装作業は4時間ほどで終了しました。そのうち3時間ほどは再インストールの待ち時間ですので、実際に手を動かすのはホコリ掃除も合わせて1時間ほどでした。

一番手こずったのは、Microsoft製品アプリ(wordとexcel)のライセンス認証でした。

正規製品を購入してライセンス番号も持っているにもかかわらず、どうしてもそれが認証されない。

いろいろ試すこと二日間。


私はこれで解決しました。

Automation of the Steps in Microsoft KB 3025946













"Activation TroubleShooter.zip"をダウンロード
 ↓
スクリプトエディタが起動
 ↓
Microsoft製品を選んでクリック
(outlookを選ぶよう支持が出ていましたが、wordとexcelしか持っていなかったのでwordを選択)

一度目は反応がありませんでしたが、二度目は成功。

MacBookを再起動してwordを立ち上げ、再度ライセンス認証をしてみると、
すんなり認識されました!

同じトラブルに時間を取られている方がいらっしゃいましたら、ぜひお試しください。


ありがとうございます。
感謝いたします。


2018年11月4日日曜日

素襖袋〜柄の位置。Suô bukuro for Tea Ceremony





続 茶の袋物 大澤和子著





海外在住なのでKindle版を購入しました。400倍まで拡大できるので細かいところまでチェックできる点はいいですね。

今回は « 素襖袋 » を作ってみました。

数年前に友人から頂いていた茶道柄の端切れを利用。







出来上がり
(止め具は検討中)








開けたところ













小物を入れてみた感じ。


手前のポケットは、小袱紗、懐紙、扇子を入れるのにちょうどよい大きさでした。









以下、作業メモ。柄の向きなど気をつける点をいくつかメモしておきます。

パーツは4つ。小さいのはポケット裏地。それ以外はいい具合に見え隠れしてくれます。




ポイント1:
柄に向きがある場合は要注意

赤枠内が目に触れる部分です。柄の向きに気をつけましょう。




一度目は柄が見事に逆さになって失敗(^_^;)
二度目は底折れ線で別布を足しました。




















布に接着芯を貼り、本の手順通りに縫っていきます。













ポイント2:

ここはポケット口となります。ちょっとずらさないと裏布が見えてしまいます。













ポイント3:
外周を縫う前に角に引き糸を付けておくと、ひっくり返したときに角をきれいに出しやすいかも。(布の材質を考慮する)

ポイント4:
外周を縫うときにポケットを巻き込まないこと。ちゃんとしつけをして、ポケットを上にして縫うほうがいいかも。

ポイント5:
返し口を小さくしすぎないこと。布の厚みを考慮すること。

















ポイント6:
チラ見せ。
脇を縫う時、この緑布を𧘱(ふき)かえすとお洒落です。








2018年3月1日木曜日

ハンドメイド イヤホンケース


イヤホンがバッグの中で絡まないよう、ハギレでケースを作りました。

無地部分には薄いプラスチックを挟みました。
柄部分は厚手の接着芯を張りました。




2017年11月29日水曜日

弓道の【背筋を伸ばす】 ~ 健康にもつながる大事な姿勢】


背筋を伸ばせと言うと、気をつけの姿勢のようにシャキーンと上半身を伸ばす、つまり前面を伸ばすしてしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、弓道では文字通り「背中の筋」を伸ばすという感じです。背骨を伸ばすと言ってもいいかもしれません。

具体的にどうすればいいかというと、まず首の後ろ部分つまりうなじを伸ばすことから始めます。

一気にぐっと伸ばすのではなくゆ~~っくり徐々に伸ばしていきます。
この時に観察していただきたいのは顎と呼吸気管。うなじを空に向かって伸ばしていくと顎が引けてきます。顎を引きすぎると気管が詰まって呼吸がしにくくなりますが、ちょうどいい角度を見つけると気管がきれいに開き、呼吸が楽になるところがあります。吸い込んだ空気がお腹まで一気に到達するかもです。

そのちょうどいい角度のままさらにうなじを伸ばしてみると、骨盤までの背骨が感じられると思います。あ~ここに背骨があるな~と。その背骨一つ一つの間をほんの少し伸ばしてあげてください。実際には動かないとしても1mmでも2mmでも伸ばすぞ~という気持ちでやってみると、背骨の周りについている大小のたくさんの筋肉にもいい刺激が加わります。

せっかくなのでもう一か所。腰に手を当てて骨盤の角度を観察してみてください。特に女性は骨盤の上部が前に傾いていることが多いのですが、弓道ではそれを立てなければいけません。腰眼(ようがん、こしまなこ)を立てろと言われます。この部分だけを意識して立てようとしてもうまくできないのですが、背骨を上に引っ張り上げる(引っ張り上げようと試みる)と、楽にできたりします。

「背筋を伸ばす」のまとめ

首の後の部分をまっすぐ天に伸ばそうとすることによって肩が自然な位置に落ち着いて、気管が開いて呼吸が楽になる点を見つけると顎も安定し、さらに伸ばしていくと背骨の一個一個を感じ取れるようになり、同時に周りにあるたくさんの筋肉にも活力が行き渡り、それと連動して骨盤もしっかり立って足との連動が良くなり、大地にしっかり踏ん張ることができるようになります。

呼吸が楽にできる顎の角度を知っておくと、緊張をほぐす時、坐禅や瞑想する時にもとても役に立ちます。

背骨の一つ一つを伸ばして骨盤が立つ感覚を覚えておくと、上半身の重みが偏りなく腰に伝わるので正坐が長くできるようになりますし、この姿勢は腰痛の防止にもなると思います。

いろんな分野でもよく聞く「グラウンディング」もとてもしやすくなります。


私の道場で弓道を始めた場合、この説明を聞かない日はないかもしれません。初心者さんには毎回念入りにお伝えしています。

なので10回もしないうちに皆さん姿勢が格段に良くなります。
(^_-)-

慣れてくると5秒もかからずにできます。それをさらに5秒持続するだけで身体がスッキリしてきます。

おすすめの動作なので、弓道をする気がなくても試してみてください。
<(_ _)>

2023/05/16加筆
無料セッション行っています。
こちらからどうぞ




2017年9月28日木曜日

ユダヤ人パートナーがいらっしゃる方:知っておいて損をしないと思うこと

ユダヤ教徒の方々(正統派)と接する機会のある方のために記しておきます。

長い長い年月、教科書に出てくるだけでは到底理解できないほどの歴史を重ねている方々なので、きちんと敬意を払いたい。でも一般に出回っている書物だけではわからない点がたくさんあります。

「できるだけ失礼のないようにユダヤ人と接したい。」

そう思ってくださる方のために書きます。


日本人である私は過去20年の関わりの中で「こうして欲しい」「私たちはこうはしない」など一言も言われたことはありません。



ですが「あれ?様子が変だな」と感じることは多々あるので、相手に質問をしてみます。

すると、

「実は私たちはこれはしない。」
「私たちはこうやっている。」

と説明をしてくださるのです。自主的に説明を受けることはありませんでした。
無知の私が傷つくことがないように、あれこれ言わない。でも自分たちのこともできるだけ主張せずに、かつ自分達の決まりも守る、そんな印象があります。

私は異教徒なので決まりに従う必要はありません。

ですができるだけ違和感がないようにしたいという気持ちはずっーーとあります。

一緒にいる時は相手にもできるだけ快適な時間を過ごして欲しいと思っています。



以下、冷やかし、中傷は一切お断り。
同じような立場の方のお役に立てばと思って書き記しますので、良いとか悪いとかのジャッジも一切お断りいたします。





・ご自分の家族以外の異性には「一切」触れない方もいらっしゃいます。挨拶時に握手、Bisousの習慣が身についている人は注意しましょう。

私は相手より先に握手の手を差し出してしまったことがあります。相手も握手してくださいましたが、後になって他の方から「あの人は家族以外の女性には触らないんだよ」と指摘されました。すぐ奥様に謝りに行きました。もちろん笑い話としてさらっと流してくださいましたが、それ以来、ユダヤ人男性と挨拶するときは相手の出方を待つことにしました。手を出してきたら握手するし、頬を近づけてきたらBisousをしています。

「私は日本人だから日本的に」という前置きをしてお辞儀だけで済ませる、というのも一案ですね。


・正統派女性の服装;鎖骨、ひじ、膝を見せない服装が多いです。ズボンではなくスカートが主流。シナゴーグに行く場合は頭を隠すものがあったほうがいいでしょう。(帽子、スカーフ、かつらetc...)

私はユダヤ人ではないのでそれらを守る必要はありませんが、シナゴーグに行く場合、そして正統派の方も参加するイベントの場合はズボンは避けて膝下のスカートにしますし、頭も隠しますし、ジャケットやカーデガンで肘を隠しています。鎖骨は大きめのアクセサリーで隠すというのも一案。

透け感のある生地ならば、その下にもう一枚着ておきましょう。

小さな女の子も年中長袖、スカート、タイツ。

40度の日が続く夏のISRAELでもそうです。

女性の水着は?
イスラエルでは長〜いスカートの水着が売ってありました。


パーティーでデコルテを着るのは避けています。(経験済み(^_^;))

ひざ上スカートも避けています。(経験済み(^_^;))





・ユダヤ人のお葬式に行く場合、近親の場合は頭に被るスカーフ必須。そして革製品ではない靴を履きます。

お葬式の場合、喪主とその家族ははじめから頭に何か被っていました。帽子だったりkippaだったりカーフだったり、、、。それ以外の参列者は式の前には何も被っていなくても、お祈りが始まると同時にバッグから取り出して頭にかぶり始めました。

喪主や家族は革製品を身につけないというのが必須のようです。身内のお葬式に行く際、他の兄弟から言われたことがあります。「革のバッグ、ベルト、靴、コートなどを持ってくるな。」と。


靴は革製品でないものを探すのは結構大変です。(^_^;)

当日チェックしたところ、NIKE、ADIDASなどの運動靴の他にはCONVERSE、PALLADIUM、PATAUGASなどを見かけました。

不幸は突然やってきます。生粋のユダヤ人の配偶者がいらっしゃるのなら、一応チェックしたほうが良さそうです。


・キッチン道具;お肉用とそれ以外とをきっちり分ける方がいらっしゃいます。

お鍋、食器、まな板、包丁、、、お肉用とそれ以外の二種類を持っていらっしゃいます。流し場もお肉用とそれ以外の2ヶ所あります。


一つの家にキッチンが2つあるというイメージです。

ですので、ユダヤ人のご家庭に行った場合、食べ終わったお皿を流しに運ぶ際はご注意ください。朝ごはんは牛乳やバターを使ったのでこちらの流し場、夜ご飯はお肉だったからこちら、というように全然扱いが違います。

間違えてしまったら、その食器は処分される事になります。

例外もあります。
銀製品は○分間煮沸消毒すればOKだということです。


ガラス透明ならばどちらにも使えるようです。

お皿の洗い方ですが、私はプラスチックの大きな桶(新品)を用意し、肉製品を扱った場合はその桶の中で洗っています。


普段はそんなことをしていないわが家ですが、ユダヤ人をご招待する場合に備えて、紙皿か透明ガラスの食器は常に用意してあります。



・生粋のユダヤ人が火を付けたものでないと食べない方がいらっしゃいます。

料理をする際は、電気コンロやIHなどを使いますが、その点火はできるならユダヤ人が行うほうがいいと思います。IHなどは指でそっと触れるだけなのですが、ユダヤ人が行うのがいいようです。

生粋のユダヤ人に火を付けてもらえない場合、その加熱料理を食べてもらえないこともありえます。生のお料理は誰が準備してもいいようなので、野菜サラダ、ツナ缶、スモークサーモンなどをユダヤ認定Cacherのお店で用意しておきましょう。



・卵を使う場合、倍ぐらい余計に買っておくことをおすすめします。

まずひとつづつ透明のコップに割り入れて、鳥の血が混じっていないかを全角度から確認して下さい。

一滴でも血が付いていたらその部分だけを取り除くのではありません。一個まるごと破棄されます。だから運が悪いと1パックの半分も使えないことがあります。



私の失敗談を記しておきます。


ユダヤ人の主人と結婚して18年の頃。食のしきたりはほとんど頭に入った。お皿やお鍋は肉用と乳製品用と既にちゃんと分けているし、何年何年もやってきているのでこれで完璧!と。


ある夏、張り切ってBBQの準備をしていました。それを聞きつけたおばが電話してきました。

「私たちは何でも食べるから大丈夫なんだけど、一緒に来る○○さんは違うのよね〜。あなたの旦那さんにコンロのスイッチ押してもらっていい?じゃないと○○さんは何も食べないわよ。」

・・・
・・・
・・・


え?じゃあ、私が火をつけたものは、一切食べれないってこと?18年も関わっているから知らないことはない!と思っていたのはただの思いあがりだった
。_| ̄|○ il||li

こっちも真実を知ってしまったからには嘘がつけません。

主人に点火を頼んだところ、「そんなの初耳だ!差別だ!」と怒り出してしまいました。

結局、事を大きくしたくなかったので生野菜、缶詰など、火を通さない料理でおもてなしをしました。(^_^;) 


・休息日にしてはいけないこと。

- 筆記具を使わない。
備忘録のメモは取れません。頭の中にメモしておいてください。得点を競うボードゲームもメモ禁止。暗算で対応してください。


- 外出する時は物を持たない。
散歩に行くにもご近所さんに遊びに行くにも、シナゴーグに行くにも、手ぶらです。雨が降っていても傘は使いません。

家の鍵はベルトや髪飾りと一緒につけて「装飾品」として扱います。


- 電気のスイッチを
押さない。
トイレ、玄関の呼び鈴、携帯電話、TV、コンロ、エレベーター
etc...
日常業務を完全にストップしてその時間を祈りに捧げるという休息日です。自分が何かをすることでエネルギーを消費しないようにするためだと聞いたとこがあります。

トイレ、廊下などの電気は夜中もつけっぱなしにしておいてあげてください。自宅のアパートに入る暗証番号も押さないようですので、もし建物の入口に正統派の方が立っていても怪しまないでください。誰かがそのドアを開けてくれるのを待っているだけですから。

休息日には妊婦の方もエレベーターは使いません。さり気なくその方の行きたい階まで連れて行ってあげてください。

忘れてはいけないのが冷蔵庫内の電気。開けたら点いて閉めたら消える小さなランプです。休息日には開閉時に点灯しないよう、テープで止めるなどの仕掛けをしておいてください。

休息日とは言え、食器は洗います。ただしスポンジは使いません。ぎゅーっと絞るという動作を避けるためです。ビニール手袋をつけて洗ってください。なければ素手で。20人分だろうが30人分だろうが、食洗機は使いません。素手で洗って素手で拭きます。(^^)



休息日はお祈りをする、本を読む、人とお話をするなどの過ごし方があります。夏に実家で休息日を迎えたことがありました。せっかくだから読書するぞ!と張り切っていましたが、紙書籍を持っていっておらずKindleのみ。正統派さんの前でiPhoneを使うなんてさすがにできず、1ページも進みませんでした。(^_^;)






とりあえず以上。
また思い出したら書き加えます。


血筋的にはユダヤ人だけど実生活では戒律を意識しないで普通に生活している方はたくさんいらっしゃいます。ですが、そのご家族はしきたりをきちんと守っていらっしゃるかもしれません。

日本人としての暮らしの中では想像もできない決まり事がいろいろあります。



街が一番賑やかであろう土曜日に、彼らは休息日として規律をひたすら守って暮らしています。信仰深い彼らがシナゴーグで祈る姿は、それはもう言葉に出来ないくらい素晴らしく、感動します。

私は経典を読んだわけでもないですし、生活習慣のほんの一部しか知りません。彼らのお邪魔にならないように、彼らから見て違和感が少しでもないようにと思いながら、できる範囲で対応しています。

繰り返しますが、この記事に関して良い悪いの判断、冷やかし、中傷誹謗一切お断りいたします。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。


お読みいただきありがとうございました。
感謝いたします。m(_ _)m









2017年6月10日土曜日

昇段審査、天に任せた合格記

試験でいい成績を残すこと
昇段審査に合格すること
etc...

いわゆる審査員から高評価をいただくには、コツコツ努力してきたことを本番で発揮すべきだ、だからこそいい評価がもらえるんだ!



ず----っとそう思っていました。


2017年3月に弓道の昇段審査を受けたのですが、いつもとはちょっと違う経験でしたので、書き記しておきます。

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私が弓道五段になったのはその14年前。
次のステップである錬士も機会がある毎に受審しておりました。

前年の夏に7回目の不合格となったときはさすがに落ち込みましたが、いい手応えもありましたので、一年後の合格を目指して技術だけでなくメンタルトレーニングも行ってきました。

錬士の審査では1日に複数のテストを受けます。

実技一次、筆記、面接そして実技二次の4つ。

このうち特に重要なのは実技ですので、2本の矢を的に中てるために日々稽古を重ねます。


審査基規程にはこう記されています。
五段:射形、射術、体配が法に適い射品現れ、精錬の功、特に認められる者。
錬士:志操堅実にして弓道指導の実力を有し、且つ精錬の功 顕著なること。


弓道は矢を中てることを目的とはしていません。身体の動きに無駄がなく見た目も美しければ矢は自ずと的に中たると言われています。射には心の迷いやその人の性格もはっきり出てしまうので、道場以外の人間修行も気が抜けません。

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クリスマス前に次の審査の申込みをしました。
場所は何度も稽古したことのある福岡の道場。
日程は3ヶ月後。



審査の一週間前にフランスを出発。
技術的にも精神的にも万全で、福岡での稽古初日も満足できる射ができました。

(しっかり準備してきた甲斐があったゎ〜)


が、その場にいらっしゃった先生方(六段~八段、10人ほど)は気難しい顔でした。

「せっかくひと月も滞在するんだから、七日後の審査を目指すんじゃなくて、悪いところをとことん直しましょう。」

「肩は鎖骨と肩甲骨と繋がっていて鎖骨は胸骨ともつながっているけれど、それらが全然感じられない。」

「全てをもっと有効に使って、弓の力を最大限引き出して、矢を飛ばしなさい。」


頭ではわかっていても弓の抵抗力(約13kg)を受けながらでは身体はそう簡単に思い通りに動いてはくれません。

的中率はどんどん落ちていき、あっという間にゼロになりました。

引いている感触はそこまで悪くないのに、的の2m手前までしか飛ばなくなりました。矢が地面にガサッと落ちる音がするなんて錬士を受審するには論外のレベルです。
(;´д`)トホホ…


一週間の間、先生方のご指導を受けながらあらゆることを試しました。

射形は少しずつ良くなっているのに、矢は1本たりとも的まで飛んでくれませんでした。

(中らなくてもいいけれどせめて的の横には飛んで欲しい。)
(審査のときに掃き矢のガサって音はたてたくない!!!!)


審査の前日には昔大会で培った姑息な手段を使ってみましたが、状況は全く変わりませんでした。


30年弓道をやっていてここまで落ち込んだのは初めて。調子が悪いときも多々ありますが、かすかな希望まで見失ったことはありませんでした。

なのにこの日はお先真っ暗。

ここから逃げ出したい ! 道場が火事にならないかしら !!
とまで思いながら21時過ぎまで練習しましたが、解決方法は見つからず、、、。

万策尽きたことを認めざるを得ず、涙が止まりませんでした。

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審査当日。鉛のように重い足、泣き腫らした目で会場に行きました。


五~八段そして錬士の審査を約500人が受審します。


会場到着:朝7時すぎ
筆記試験:11~12時
一次審査:17時過ぎ
口頭試験:一次通過直後
二次審査:19時過ぎ

錬士審査は五~八段の審査が終わったあとに行われます。なので待ち時間がと〜〜っても長く、緊張感や体調をしっかり管理していないといけません。これこそ指導者として求められることでもあるのです。


筆記試験では得意なことが出題されて大満足。
ここで昨日までの稽古で落ち込んでいた心が少し上向きになりました。


次の出番まで約5時間。

他の受審者の射も見ましたが、地面にガサッと落ちる掃き矢など殆どありません。   


(ヤバッ!私大丈夫か?)

焦りと不安が再び襲ってきました。
大波となって。🌊

・今度こそ合格だ!と自信があったのに。
・ここ一年はかなりしっかり準備してきたのに。
・トータルで30年もやっているのに。
・錬士の審査は既に8回も受けているのに。
・自宅に道場があるから稽古もいっぱいやってきたのに。
・やっぱり外国で弓道をやっているから上達はムリなのか?
・でもフランス人でたった10年で受かっている人もいるのに。
・やはり私には才能がないってこと?





ここで神のお告げが聞こえてきたらバッチリだったのですが、それは、なし。


ネガティブな感情ばかりが出てきて、頭も背中もどんどん垂れてきます。


・日本に来るのに飛行機代・新幹線代・ホテル代など経費がたくさんかかっているのに。
・家族にもいろいろ負担をかけて日本に来ているのに。
・長年ご指導いただいている先生方をまたがっかりさせてしまう。
・応援してくれているフランスの仲間もがっかりさせてしまう。
・ここで合格できれば称号者の仲間入りができて、違うレベルのセミナーに参加できるのに、不合格だったらまたお預けか、、、


前日までの稽古で不合格になる覚悟はできていたはずなのに、不安はどんどん増すばかり。


実力がないなら不合格で当然。


でも恥はかきたくない。


エゴの葛藤が続きます。


「私はこんな不安なまま審査を受けたくない。技術的には過去最悪。一体どうしたらいいの?全然わからなーーーい (ToT)」


今地震が起これば審査は即中止になる❗
火事、爆発でも中止になる❗


そんなことまで頭に浮かびました。(^_^;)

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実技審査1時間前。

控室には500人ほどの人がいたけれど、私は僅かな隙間を確保し、壁に向かって坐り瞑想を始めました。心の動揺を抑えることが大事なので恥ずかしいなどと戸惑う暇もありませんでした。そして思いつく限りのサムシング・グレートにお願いしました。


「ご先祖様、仏様、観音様、天照大神、天之御中主大神、キリスト、ヤハヴェ、大天使、小天使、妖精、ホーリースピリット、過去の弓聖人、大先生、月、太陽、金星、冥王星、宇宙全体、、、、。どうか私の心を鎮めてください。」


心身ともに「降参」したのを認め、頭も空っぽにして、文字通り「神頼み」してみたのです。





10分ほどしたら落ち着いてきて、腹式呼吸ができるようになってきました。そのまま続けていると周りの雑音が聞こえなくなり、心が空っぽになってきました。




そのあと ピーーンとひらめきました。





【今日この場で審査を受けられるというのは幸せなことなんだ】と。





今日も弓矢をとって行射ができる。
上手とか下手とかは関係ない。
矢がどこに飛ぼうと関係ない。
私は今生きていてこの場にいる。
そのことを存分に楽しもう。
他人にどう思われようと関係ない。


私が30年間続けるほど好きなんだ。
ただそれだけでいい。
それ以外何も必要ない!



この思いは心の奥底までスーッと届きました。そして不安は一気に小さくなっていきました。

目の前にあった暗くどんよりした雲は消え、心は信じられないほど晴れ晴れしくなりました。

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召集がかかり控えの椅子に坐ります。審査の運営スタッフは知っている先生方ばかり。あっちを向いてもこっちを向いても目で頑張れよとおっしゃっています。


「矢道に刺さろうが屋根の上に飛ぼうが関係ない。堂々とやってこい!」
と送り出してくださいました。

いよいよ本番。


左足から入場。
5人立の代表(大前)として審査員長に深い礼をします。

後ろの5人と息合いをあわせながら自分の立ち位置に進みます。
作法通りに襷掛けをして、弓矢を構え、、、

途中で手足が震えそうになりましたので
「神様仏様、あとはよろしく!」
と祈り、周りの景色を遮断しました。


幅1m × 長さ28mのなが~~~い廊下に自分と的だけがある感じになりました。


弓の力を身体で受けて、自分からも弓と矢に命を吹き込む。
ただそれだけを味わい、集中しました。


自分がどんな動きをしたのかは全く覚えておりませんが、今この場に立てていることへの感謝が再び湧き上がってきました。



一本目の矢は的の真ん中に飛んでいきました。
見事に中ったのです。🎯

自分でも驚きました。😳

残心での余韻もすごく、武者震いしました。



5人のリズムは最高によく、スムーズに私の順番が回ってきました。

二本目の矢は外れてしまいましたが的の近く。
掃き矢で大恥をかく覚悟をしていたので私にとっては大満足の出来でした。

退場時のお辞儀には「これが今の私の射です。精一杯やらせていただきました。ありがとうございます。」という気持ちを、素直に込めることができました。

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前日までが最悪な状態でしたので一次審査を通過した時は本当に驚きました。


先生方にも後輩たちにも素晴らしい射だったと言ってもらえましたが、自分では何をやったのか全く覚えておりません。

頭で考えながら身体をコントロールしてもどうせ掃き矢だ。
ならば今日までの30年を信じて楽しもう!
ただそれだけでした。

二次審査が行われたのは19時半。
外は真っ暗気温は7℃、風あり。

手足の感覚もなくなっていたはずですが、射場に入ると寒さも緊張感も感じなくなりました。

その場にいることがただただ幸せで、他の4人のメンバーと一体となったような感覚で行射することができました。


この日錬士を受審したのは160人。
一次合格者13人。
最終合格者6人。


私も合格できましたが、正直信じられませんでした。

技術的には最悪の状態でしたので「頑張った甲斐があった!ガッツポーズ!」というような心境ではありませんでした。

お褒めの言葉も頂いたので見た目は良かったのだと思いますが、身体がどう動いたのかは自分では全く覚えておりません。

なので狐につままれた気分がずっと離れません。😣

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今回の審査では、私は天に身を任せきれたのかもしれません。

意図的にそうしたかったわけではありませんが、最悪の状態が続いたのでそうせざるをえなかった。

他に選択肢はなかった。

もし最悪な一週間を経験していなかったら、ここまで心底手放すことはできなかったはずです。


という意味ではどん底の一週間に感謝しています。


今生きていること
弓と矢を手に持っていること
ただそれだけで幸せであること


期待や結果を諦めるのではなく「手放す」ことによって、自分がいちばん大切に思っていることに気づくことができました。


弓道歴30年という記念すべきときにこのような素晴らしい経験ができたこと、本当に嬉しく思っています。


余談① 合格後の稽古。
翌日から通常の稽古が始まりましたが私の矢はやはり的に届きませんでした。審査の時の奇跡をまた体験したくていろいろ試しましたが、どうにもなりませんでした。日本での稽古はその後3週間もあったのに95%が掃き矢のまま。期待を手放すというのはどん底という実感があったからこそできたのかもしれません。

余談② 審査の朝。
最悪の状態でしたがいつもお世話になっているオラクルカードを引きました。
出たのは「一発大逆転」。

思いつくのは審査合格ですが、まさかねー。技術的に全く自信がなかったので「そんなことあるわけないやん!」と現実的に捉えていました。

ですが終わってみるとまさかの合格。

「偶然ではなく全てが必然」とはよく言われることですが、何気なく引いたカードに書いたあったことが現実となり、幸せ感に包まれました。



お読みいただきありがとうございます。

感謝いたします。