2010年4月19日月曜日

真善美

弓道の最高目標は「真・善・美」と言われています。
仏語では Vérité, Bonté, Beauté

 以下、全弓連HPより抜粋
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「真」
弓における「真」とは「真の弓は偽らない」ことであって、矢は正しく狙った的に真っ直ぐに飛ぶから的中にも偽りはない。偽りのない射はどのようにあるべきか、という思いを持つ事も弓における真実の探求の一面であり、現在弓を射ているその大部分は「真実の探求」であるともいえる。弓における真とは、弓の冴え・弦音・的中により立証される。すなわち、一射ごとにこの「真」をもとめてゆくのが弓道(求道)の「みち」である。

「善」
ここで「善」というのは、主として弓道の倫理性を指す。弓道の倫理、すなわち礼とか「不争」とかは静かな心境のことであり、心的態度が「平常心」を失わないことが重要である。
弓によって互いに親しみ、弓によって協同し、和平であること。心的にも平静を失わない境地が必要な条件であり現代の弓道の特性である。

「美」
弓における美とは何かといえば、前にいった「真なるもの」は美しく、「善なるもの」も美しい。これを具体的に表現しようとする射礼もその一つである。日本の弓は弓自体が最も美しい弓だといえるが、その荘厳性と人間の進退周還、それに静かな心的態度がリズミカルに動くことは、われわれの美的感覚を刺激することが大きい。
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弓道は毎回同じ動きをします。道場の同じ位置に立って28m先に置いてある動かない一尺二寸の的(直径36cm)を狙います。なのに一本一本感じ方が違うのです。
全然当たらないし、、、(;´д`)トホホ…
これはまるで自分との対面。弓歴60年の先生も「今までに自分で満足した矢は2~3本しかない」というくらい奥が深いです。

私が弓道を始めたのは今から23年前の4月。入学式直後に見た先輩方の袴姿があまりに素敵だったからでした。

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