2016年11月14日月曜日

薬が嫌いになったわけ⑦ 強い避妊薬

前回はピルを2年間服用して、止めるまでを書きました。
薬が嫌いになったわけ⑥


実は避妊薬についてはもう一つ思うところがあります。



二人目を出産した翌日、

避妊薬を処方されました。



フランスに住んでまだ2年。

避妊薬も初めての私にとって、


薬の名前を聞いても全然ピンとこないし、

先生のおっしゃる通りにしました。




出産1ヶ月後の定期検診の時、

先生は

「こんな強い避妊薬を飲んでるの?!」

とおっしゃいました。


「 え? でもこれ、出産翌日、

つまり

入院中に病院で処方されたものですけど、、、

^^;」


「商売上必要なわけでもないし、

もっと弱いのにしましょう」


と言って、別の処方箋を書いてくださいました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


弱い避妊薬を飲んでわかったのですが、


はじめに処方された強い避妊薬は、


常にエネルギッシュでいられた。

寝ても覚めてもポジティブ思考でいられた。

疲れ知らず!!


と言うものでした。



二種類のピルを飲み比べてわかったことは、


薬を変えただけで

自分の身体も、心も、

別物みたいに変わってしまう


ということ。



ですが、

三年連続で妊婦になりたくない!!

という気持ちが強かった私には、


この経験だけではピル自体に疑問を持つには至りませんでした。


ピルを止めるまでのお話はこちらをどうぞ。
薬が嫌いになったわけ⑥




お読みいただきありがとうございます。

感謝いたします。m(_ _)m





薬が嫌いになったわけ⑥ 避妊薬ピル


初めての子どもはが6ヶ月の頃、二人目の妊娠がわかりました。

離乳食が始まっても夜泣きが続いていたのに二人目のつわり。

体力的にきつかったです。

フランスには保育園もありますが共働きの方が優先でしたので、専業主婦の私は二人目でお腹が大きくなっていても毎日子供と一緒。

一人目は病気もせずすくすく育っていましたので幸せではありましたが、体力的に行き詰ってきました。


なので、二人目が生まれてすぐ、私は先生に避妊薬をお願いしました。


フランスに来てまだ三年も経っていなくて言語能力も低いのに、更に子供ができたら

身動きが取れなくなる! 
自分のしたいこともできなくなる!

それは嫌だ! 


と思っていたからです。


(今振り返るとそれ以外の選択肢もたくさんあったと思えるのですが、当時の私にはそれが精一杯。)



フランスでは高校生でも普通に飲んでいるようなので、


私も何の疑問も持たずに1年ほど飲み続けました。


生理は計算したようにきっちりきます。

素晴らしい!


と思っていました。



と同時に、ひとつ疑問点もでてきました。


毎月、感情のムラが出てくるのに氣づきました。


小さなことで、大いに悲しくなる。(ToT)

小さなことで、すごくムカつく。ヽ(`Д´#)ノ

他にも、罪悪感、嫉妬、非難、批判etc


普段はサラッと流せるのに、なぜかひと月に一回のペースで感情の大波が来る。



よくよく注意していると、その波は

ピル服用の19ー20日目に来ることが判明。



かかりつけの婦人科医(男性)に聞いてみたところ、


「ま、それが女性だからね」


みたいな返事でした。



全然ピンとこなかったので、予約の取りにくい女性婦人科医のところに行きました。
(3ヶ月待ちました。^^;)



その女医さんは、


(感情の起伏があるのは)当たり前じゃない。

だってそれが薬の副作用なんだから。

あなたは薬にコントロールされているのよ。」

ときっぱりおっしゃいました。



後からわかったことですが、その女医さんは薬反対派。

特にピル反対派だそうです。




家に帰ってからも

【薬にコントロールされている】という言葉が

頭から離れません。



私は薬剤性肝炎になったことがあるので、病気になったときには薬を飲みません。


ですが、ピルは妊娠を避けるためのものと思っていたので、ある意味違う捉え方をしていました。3年続けて妊婦になりたくないという気持ちが強かったですしね。


またまた【薬】と関わり、

【感情をコントロールされている】

という事実にショックを受け、


薬にコントロールされるのは嫌だ!


と思い、



結局m私はピル服用を2年で止めました。


お読みいただきありがとうございます。
感謝いたします。




PS:
ピルについて私が感じたことを書かせていただきました。
私はピルが悪いといいたいわけではありません。
服用するかしないかはご自身でご判断ください。
m(_ _)m








2016年11月13日日曜日

薬が嫌いになったわけ⑤ 子供用解熱剤


フランスで子どもを2人産みました。

13ヶ月半しか違わない年子です。


1人が病気になると、

数日後にはもうひとりに伝染ります。



子どもが小さい頃は

普通に小児科に行き、

普通に薬をもらっていました。


子どもが発熱したら、フランスではだいたいこれを勧められます。















Doliprane(ドリプラン)

子供用は飲みやすいようにでしょうね、甘い味です。



私自身は薬嫌いです。

子どもが発熱しても、すぐには飲ませません。

3日経っても良くならないときに、薬を飲ませたり病院に行ったりしておりました。


ですがこちらの家族や小児科の先生、ママ友のアドバイスを無視する訳にはいきません。


熱が高くなってしまった場合は、仕方なく飲ませていました。




この薬に疑問を持ったのは、子どもが4−5歳になった頃です。


この薬は本当に良く効きます。




うちの子供の場合

- 30分後には学校に走っていけそうなくらい元気になっていました。

- 食欲はすぐには回復しませんが、それでも元気になっていました。



ただし、

うちの子どもの場合、

- 効果は4時間で切れていました。

- 計ったように4時間きっかりで効果が切れていました。

- 4時間きっかりで、熱がバーっと上がってきていました。

- 今まで走り回っていたのに、4時間きっかりで、ぐったりなっていました。





注意書きにも

「4時間おきに飲ませてください。」

とちゃんと書いてあります。




薬嫌いの私は、

「これは人間を4時間おきにコントロールする薬だ」

「これは今の症状を治すのではなく、4時間だけ隠すため薬だ」


と思えてなりません。

今でもそう思っています。



以来、私は薬を飲ませるよりも先に、子どもにも自然療法を試すようになりました。




子どもが体調を崩した時、

(風邪、腹痛、頭痛、疲れ、吐き気etc)


私がまずすることは、、、


① 食べさせない。
  胃に物を入れると、人間の体は消化を最優先させます。他の部分の病気を治すエネルギーは持っているのに、そのエネルギーが消化のほうに取られてしまいます。これを逆転させたら病気は早く治ります。

② 飲み物も本当に欲しいときだけ。
  胃に物を入れないため。

③ 不思議なタオルで腹部を集中的に温める。
  使い捨てカイロで長時間温め続けるのではなく、局部を30分ほどガーッと温めてその後ゆっくり冷まします。1−2時間後に再び集中的に温めます。体温を上下させることによって身体にメリハリを与えるのですが、あたかも手動ポンプでエネルギーを入れるかのように身体が楽になっていきます。

④ 10時間炒った玄米か梅炭を煎じて飲ませる。
  変なものを食べた時、ウィルスが入っていそうなときには欠かせません。(^_^)







おかげさまでうちの子どもたちが定期検診以外で病院に行ったのは、7〜8歳が最後です。





どなたかのお役に立てれば幸いです。





PS)黒炒り玄米は具体的にはどうやって利用しているかをご紹介しておきます。

我が家では、体調を崩したときにポリポリ食べています。

コーヒー代わりにしています。二番煎じ、三番煎じも結構いけます。

玄米コーヒーで作ったティラミスは、どこに持っていっても大好評です。コーヒー味が嫌いなお子様でも大丈夫。 スイーツが苦手な男性陣も喜んでくださっています。


お読みいただきありがとうございました。

感謝いたします。(⌒▽⌒)


















薬が嫌いになったわけ④ 薬剤性肝炎

私の入院生活を長々と書いても仕方ないので、このへんでまとめます。


私が大学4年だった2月。

一週間のうちに3つの薬

有名な頭痛薬バファ○○、
有名な胃腸薬キャベ○○、
有名な風邪薬葛○湯

を飲んだことで食道〜胃〜肝臓がカチカチに固くなり、

【薬剤性肝炎】と診断されて、

即入院となり、

【点滴】を17日間受け続けて、

良くなりました。



薬を飲んで体調が悪くなり、

薬(点滴)で直った


というこの体験は、その後の私が薬を避けるようになる大きなきっかけとなりました。



お酒はほとんど飲めないのに、

痩せ気味なのでいつも太りたいと思っているのに、

病院で肝炎と診断されました。



長期戦にならず、短期で終わったのは不幸中の幸いだったかもしれません。


その後、肝炎は再発していません。




この入院がきっかけで、かなりの薬嫌いになりました。



他人から薬を勧められると、

心のなかで拒否反応が起こります。



薬は万人に聞くとは限らない。

薬はその時の体調によっては毒となる。

薬は注意して飲んでも副作用がある。

命にかかわる副作用がいつ出るかわからない。



その後は民間療法を少しずつ試すようになりました。


絶対オススメ!といえるものもいくつかありますので、


少しずつご紹介したいと思います。




とりあえず肝炎編は終わります。





お読みいただきありがとうございます。

感謝いたします。












薬が嫌いになったわけ③ 薬剤性肝炎


喉元〜胃〜肝臓あたりがカチンカチンに固くなって、

水も飲めなくなって、


病院に行ったら即入院と言われて、


「トイレ以外はゼッタイアンセイ」と言われて、


8人部屋で点滴を受け続けること


一週間。


異常はどこにもないと思えるほど元気になりました。


一週間の間に血液検査と尿検査は2−3回したでしょうか。


正式な病名はわからず、先生も


たぶん


【薬剤性肝炎】

です。


と説明してくださいました。



「普段健康なので薬を飲みなれていないところに、一週間のうちに3種類の薬を飲んだ。」


こと以外、考えられないというご判断でした。


だから「たぶん」という言葉が添えられていたようです。




自分ではすっかり元気になった気がしていたので、

病名ははっきりしなくてもいいから、


「家から通院できませんか?」


とお願いしてみました。




が、


まだ検査数値がよくないものがあったようで、


点滴の量を減らして、でも入院のまま。^^;



弓道もできそうなくらい元気なのに、

入院していて、

8人部屋の狭いカーテンの中で、

毎日点滴する以外何も用事はなくて、

3食とも軽〜い食事で、

絶対安静と言われているのでずっと寝たきりで、

天神に近いのに散歩もできなくて、

いつ退院できるのかわからなくて、



友達がウォークマンを貸してくれたのがせめてもの救い。
3本のカセットテープを何日も飽きずに聴き続けました。




病院生活にも慣れてきて、

毎朝出てくる納豆が嫌いだったのに、

食事全体が少なすぎてそれをも食べないと空腹感がおさまらなくなって、

いつの間にか納豆大好きになった頃、




先生から突然


「明日退院できますよ。」


と言われました。


(続く)













薬が嫌いになったわけ② 薬剤性肝炎

薬が嫌いになったわけ① の続きです。



即入院と言われたので、家に帰らず入院しました。


「手術か何かするんですか?」


「とりあえず、





絶対安静です。

トイレ以外は寝ててください。」





ト、トイレ以外はゼッタイアンセイって言われたら、普通、


ビビります。Σ(・∀・;)



弓道の九州大会の決勝戦で体験した、私のこの一本で勝敗が決まる!というあの緊張感とはぜんぜん違うシチュエーション。足がガクガクしても、試合の時は気合で乗り切れましたが、


今、病院で、私の心は動揺しまくり。



だって、

さっきまで、

疲れ気味ではあったけれど、


家で普通に動いていたんですから。




「そ、それって、かなりひどいんですか?」




「全くわかりません。とりあえず点滴で様子を見ます。」



そして私は8人部屋に入院することになりました。


(中略)




初日、入院&点滴。食事は超少なめ。超柔らかめ。
2日目、点滴2回。食事は超少なめ。超柔らかめ。
3日目、点滴2回。食事は超少なめ。超柔らかめ。
4日目、点滴2回。食事は超少なめ。超柔らかめ。
......
......


食事のときは少しベッドを起こします。
トイレにはゆっくり歩いて行きます。


それ以外はベッドで横になっています。

とにかく体を動かさない。

特に、胃に物を入れた後はゼッタイ安静。



8人部屋なので、仕切りはカーテンのみ。
TVなし。
今のようにインターネットもなし。


点滴以上の治療をする必要性はなかったようで、検査数値が良くなるまで続けると言われました。



一週間ほどで、身体は楽になりました。


別に悪いところはないのにな〜。

家に帰りたいな〜。

数時間抜け出してドライブしたいな〜。



その一方で、

この入院が数ヶ月続いたらどうしよう?

就職決まってるのに、、、。

卒業旅行も予定しているのに、、、。

点滴ばかりで腕は青あざだらけ。。。^^;



大学四年の2月に、

今まで超健康だと思っていた私が、

毎日点滴を受けている


という事実は、


受け入れようにも受け入れがたいものがありました。


続く。















2016年11月8日火曜日

薬が嫌いになったわけ① 薬剤性肝炎


大学4年があと数ヶ月で終わるという冬、

私はちょっと頭痛があったので、当時みんなが普通に飲んでいた一般薬、バファ○○を飲みました。月曜日だったと思います。

2日間飲み、改善したので止めました。

その翌日(水曜日)、いつもより胃がムカムカしたので、当時みんなが普通に飲んでいた一般薬、キャべ○○を飲みました。

2日間飲み、改善したので止めました。

その翌日(金曜日)、風邪っぽかったので、家にあった葛○湯を飲みました。



一週間のうちに3つの薬を飲みました。



どれも薬局で処方箋なしで買える、知らない人はいないほど超有名な薬ばかり。





翌日の朝(土曜日)、身体が重くてたまりませんでした。

のどが渇いたので水を飲もうとしましたが、飲めませんでした。

呼吸も苦しい。



自分の体に手を当ててみると、


喉と食道、そして胃のあたりが、、、




ガチンガチンでした。




かなりの筋肉痛でもここまで固くならないでしょうと思うほど。


コンクリートのように固くなっていました。




呼吸は苦しいけれど、まあ1人で歩ける状態でしたので、


即、タクシーに乗り、近くの大きな病院に向かいました。




診断結果は、、、、




「肝炎です。即入院してください。」



薬が嫌いになったわけ②に続く